Factorio 単線での鉄道信号機の設置方法は?
今回はFactorioの話題です。単線+交換設備を備えた鉄道で資源輸送をする際の信号の置き方を紹介します。
はじめに
資源や敵の設定をすべてデフォルトの状態で攻略しています。デフォルトでは、スタートエリアの資源量がそこまで多くないので、ゲーム中盤~終盤で枯渇してきます。そのため、少し離れた鉱床から資材を輸送して生産を続ける必要があります。離れた鉱床からの資源輸送は鉄道を使うのがいいです。なぜなら:
- 輸送量が大きく、高速(ベルトコンベアで運ぶより速い)
- 1本の線路を多品種の資源輸送に共有することができる
- 鉄道が好きだから。
しかし、初心者にとってはデメリットとなる要素もあります:
- レールの製作が大変
- 列車制御が大変。信号機の設置方法が分からない。
紫色のサイエンスパック製造に入る頃に、レールを自動的に生産して貯蔵するようにしておくと、建設がスムーズに行くようになります。
信号の使いかたは確かに難しいですが、複数の資源を複数の編成で輸送するとき、衝突・デッドロックを避けて安定性を確保するには信号機の適切な設置が必須です。実際の鉄道システムとは異なり少々クセがある信号システムなので、要点を抑えて慣れましょう。
路線系統の全体図がこちらです。
銅と石炭の列車は両端に機関車を付けてループ線を使わない方式を取っています。工場のターミナル駅が大きいですが、各採掘地の駅はシンプルな作りになっています。
工場のターミナル駅
駅の概要
工場のターミナル駅は、防衛上有利な場所に設けました。外周が原油輸送列車用のループ線で、一番下で下ろします。貨車が空になったら発車して資源地に取りに行く設定をしています。列車そのものがカンバンの機能を持っているのです。
銅と石炭の荷役線は共通化を図りました。荷役線への進入はオレンジのルートを取ることにして、着発線では、鋼鉄製コンテナ内の貯蔵量が一定以下になるまで発車を待たせるように運用しています。
信号の設定
単線の路線を構築する場合、信号機の設置の基本は、
- 線路別の場内信号機(到着列車に対する信号機)に、通常の列車用信号
- 出発信号機その他は、連動式列車用信号
です。目的地の到着ホームに空きがある状態でしか出発信号機が開かないので、本線上でのデッドロックが防がれます。Factorioの列車はは進行方向右側の信号機を見て進むことに注意して、信号機を設置します。
単線のシステムの場合には、連動式信号機のほうが使用量が多くなります。
交換所・銅鉱床
本線からすぐ近くに銅鉱床があります。路線全体の中間地点に当たるので、交換所を設けて分岐にします。ここでも、場内がふつうの列車用信号、出発が連動式信号です。
石炭鉱床・油田
あとは一緒です。
Factorioの信号の注意点
Factorioの信号システムは、ゲーム用に構築されていて、現実の信号システムとは異なります。
- 閉そく(ブロック)の概念はある。1閉そくに最大1列車までの原則は現実と一緒。
- 信号現示の意味が異なる。
- 通常の列車用信号の現示は、次の軌道回路に在線があるかないかだけを示す。
- 緑は、在線なし。
- 赤は、在線あり。(進入禁止)
- 黄は、当信号外方の列車が内方に進入しようとしているので、他の進入路を赤にして閉じている状態。
- 通常の列車用信号の現示は、次の軌道回路に在線があるかないかだけを示す。
黄現示の意味が大きく異なりますが、これが本質的な違いです。
まとめ
単線での信号機の設置の基本は、
- 線路別の場内信号機(到着列車に対する信号機)に、通常の列車用信号
- 出発信号機その他は、連動式列車用信号
でした。デフォルト設定のシナリオ攻略においては、単線での輸送でも、ロケット1発打ち上げるまでなら十分到達できそうです。
それ以上の研究・生産を進めようとすると、やはり輸送量の不足が否めず、複線化を検討することとなります。しかし、最初から複線で鉄道輸送を計画すると、スタートエリアの貴重な資源をレール製造に大量に持っていかれてしまいます。単線で適当な規模からスタートするのも悪くないはずです。