AKAGI Rails

鉄道模型シミュレーターで遊んでいたはずが、気づいたらPythonなども。

2019-01-01から1年間の記事一覧

札幌取材

自作車両の第2弾にむけて,札幌圏で旅行を兼ねて取材をしてきました。 今回は,形式図やネットの写真で施工可能な場所をできるだけ進めたうえで,よくわからない部分を調べに行くという感じでした。 遠方なので,できる限り効率的に。あらかじめGoogleの航空…

自作車両PJ第2弾 スタート

107系に続き,VRM自作車両の第2弾に着手しました。電車&気動車のセットで仕上げるつもりです。 107系よりもかなり造形が複雑です。かなりいいデザインなのですが,衝撃に強いという機能的にも優れているらしいです。

自作車両107系 製作後記

先日リリースした自作車両の107系であるが,足掛けX年の歳月がかかったものの,さまざまな自作車両製作上のノウハウが得られたという点では時間を掛けた甲斐があったかなと,今となっては思っている。 対象車両の選定について この自作車両の初回作のプロジ…

誰も言わない,VRMNXの実はすごいこと

みんな気づいてるとは思うけど,誰も取り上げてくれないVRMNXの画期的な仕様が2点あるので,ここに書き留めておこうと思う。 ひとつめは,ビュワー起動時に車両のない「空の編成」がエラーとならなくなったこと。 ふたつめは,Pythonが元来持っている,(と…

自作車両107系 リリース!

お待たせいたしました。鉄道模型シミュレーター自作車両 107系,ついにリリーススタートです。構想開始から何年かかったか分かりませんw ダウンロード(JR107-190829.zip 1.52MB) VRM CLOUDに加入しているVRM5, VRM Online, VRMNX, VRM Online NXで利用可能…

フレーム同期の話

梅雨が長引いているところ関東は今日は久しぶりにしっかり晴れて暑くなりました。みなさんいかがお過ごしでしょうか。VRMNXの操作にも慣れてきたでしょうか。 きょうはまだマニュアル未整備なVRMNXから,「フレーム同期」についてのお話です。レイアウターと…

撮る夫くんNX Ver.3.0.3β

VRMNXむけに再構築された「撮る夫くんNX」です。車両追尾機能がついて実質的な移植作業が完了しました。 撮る夫くんNXの機能 手ブレ機能 被写界深度の簡単スライダー操作 ズーム&首振りの同時操作 車両追尾 撮る夫くん保存機能 被写界深度は一眼レフカメラ…

リスト型をベクトルに見立てて計算したい

いろいろ試していますがVRMNXpyで一向にnumpyが使えません。いい加減やってられないので,リスト型をベクトルに見立てて線形代数の主要な計算ができるコードを用意しました。 vrmapiの命令で使うことが前提なので,クラスを作って演算子をオーバーライドとか…

撮る夫くんNX 追尾機能+α

先日,暫定版で公開した「撮る夫くんNX」の機能強化を進めています。 追尾機能の原型ができました。ビュワーのGUIでリアルタイムに追尾対象の編成・車両を選択できます。先頭車・最後尾だけでなく,中間車の追尾も可能なのは,撮る夫くんならではの機能です…

撮る夫くんNX Ver. 3.0.1 β

こちらは撮る夫くん旧バージョンのリリース記事になります。撮る夫くんの最新版(Ver. 3.0.3)はこちらからどうぞ。 以前からVRM5向けに公開していた「フライスルーカメラ撮る夫くん」を,VRMNX向けに移植しました。 撮る夫くんフォーカスの設定画面,思ったよ…

VRMNXのレイヤーベース地形を使ってみよう(前編)

(5/18 23:43 テクスチャーを修正)(5/19 21:15 一部リライト) VRMNXの新しい機能のひとつに「レイヤーベースの地形」があります。これを使って海のようなシーナリーを試作してみました。 ごらんのように,微妙なグラデーションの塗り合わせができるので表現の…

VRMNXのPythonではイマイチ空が飛びにくい

先日,冗談半分で以下の漫画を紹介した。 どういうことかというと,Pythonというプログラミング言語は,インターネットで様々な「モジュール」が公開されていて,様々な拡張機能を簡単に追加することができるということを言っている。 antigravity(反重力機…

撮る夫くんNX 準備中

VRMNXでも「撮る夫くん」が使えるように,スクリプトを新しく書き起こしています。 撮る夫くんは,VRMビュワーの新たな表現の試みとして,ハンディカメラで撮影した映像が手ブレしているようなカメラの動きをスクリプトを使って模擬したものです。このほか,…

VRMNXでnumpyが使いたい

ベクトル計算をすることを考えると,list型をベタベタ計算するよりは,numpyのほうが便利そうです。 しかしVRMNXのpythonエンジンにはnumpyがインストールされていません。かといって,インストールの仕方も分かりません。 手元のPython3.7環境のsite-packag…

自動踏切モジュール

少し前に作った踏切グループを拡張するクラスを,threadingを用いて遮断機の遅延作動に対応させ,さらに,モジュールとして独立したファイルにまとめました。(VRMNXでのマルチスレッド処理の実装と自作モジュールのインポートについては各記事を参照。) 「…

VRMNXpyでマルチスレッド

<注意: VRM NXは開発途上の段階であり,βテストの経過に伴って仕様変更の可能性がある。本エントリに示す情報は執筆時点でのものである。> (2019/1/23 現在 Ver. 6.0.0.25) Pythonではthreadingモジュールを使用することでマルチスレッド処理を行うことが…

Pythonは空をも飛べる VRMNXは?

<注意: VRM NXは開発途上の段階であり,βテストの経過に伴って仕様変更の可能性がある。本エントリに示す情報は執筆時点(v6.0.0.25)でのものである。> (2019/1/20 現在 Ver. 6.0.0.25) VRMNXのPythonエンジンでは,カレント作業ディレクトリ(os.getcwd()…

踏切のグループを拡張しよう

今回は,Pythonの「クラス」を使ってみます。 旧VRMスクリプトにもあった CrossingGroupCTRL は VRMNXpy にも実装が引き継がれましたが,これで踏切を作動させても踏切警報機にある方向表示機は真っ暗なままです。接近する列車の方向や何本もの列車が同時に…

VRMNXpyで205系のドア開閉

VRMNXpy(Pythonベースの新しいVRMスクリプト)を書いて,新たに実装されたドア開閉機能のある205系を実際に動作させてみた。指定距離停止をやってみた回ではセンサーでイベントを発生させたが,今回はキーイベントを使用する。 <注意: VRM NXは開発途上の…

種別コードを先入れ先出しするキュー Python編

以前,バージョン5のVRMスクリプトで種別コードを先入先出するキューの作例を紹介した。旧VRMスクリプトには配列変数のような概念はなかったので,32bit int型変数を3ビットずつ区切って0~7の種別コードを入れる「枠」とみなし,ビット演算によって種別…

VRMNXpyで指定距離停止

今回より五月雨式に,VRMNXpyでいろんなことをしてみる不定期連載をしていきます。 文体は簡便のため「だ・である調」となります。Python一般のごく基本的なところは他の文献・サイト・ブログをあたるのがよいでしょう。いいものがたくさんあります。 質問・…